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犬の腎臓の検査値と血液のDPA

血液のDPAの割合を調べた観察研究です

腎臓に関係する検査値と、血液中のDPAの割合を調べた観察研究です。DPAを食べさせて比べた研究ではありません。

白樺の湖畔で休むフィニッシュ・スピッツの生成イメージ
生成イメージ。研究に参加した犬の写真ではありません。
23試料クレアチニン高値
873試料同検査値が基準範囲内
DPAの割合を測定試料数と犬の頭数は区別

分かったこと

DPAの割合は、高クレアチニン群の方が低い中央値でした。ただし、解析方法によって関連の判定は異なりました。

ここまでは言えません

DPAの不足が原因とも、補給すれば腎臓の状態が良くなるとも言えません。全試料の犬が慢性腎臓病と確定しているわけでもありません。

血液中のDPAの割合は、どのくらい?

クレアチニンの値で分けた2群の、血液中のDPAの割合です。

高値の群

1.2%中央値

基準内の群

1.3%中央値

中央値は、値を並べたときの真ん中の値です。両群の中央値は、この測定法の基準区間(1.1〜2.0%)内ですが、すべての検体が区間内という意味ではありません。

2群の値を比べる解析では、はっきりした差を確認できませんでした。別の解析では、クレアチニン高値との関連を報告しています。どちらも、DPAを補給した効果を調べた結果ではありません。

解析方法による違い・数値・確認が残ること

血液の「割合」と、食事から摂る「量」は別です。少ないから補給が必要、と決めるための試験ではありません。

2群の値を比べる解析

P=.176

この方法では、はっきりした差を確認せず。

Wilcoxon順位和検定

高値との関連を調べる解析

P=.005

このモデルでは、DPAの割合との関連を報告。

ロジスティック回帰

どちらも多重比較を考慮したP値です。「効いた・効かなかった」を比べた数値ではありません。

DPAの割合は、高クレアチニン群が中央値1.2%(四分位範囲0.9〜1.4%)、対照群が中央値1.3%(四分位範囲1.1〜1.5%)でした。四分位範囲は、値を小さい順に並べたときの中央50%が入る範囲です。両群の中央値は、このNMR法の基準区間1.1〜2.0内です。食品の含有量や、必要量を示す値ではありません。

対照も一般診療の検体で、健康な犬だけの集団ではありません。原因となる病気や年齢・性別の情報が不十分で、割合が低いことを原因や治療効果と結び付けられません。

別の方法であるランダムフォレストでは、DPAは上位10変数に挙げられていません。ただし、これはDPAのP値が「有意でない」と判定された、という意味ではありません。

原著XML、原図1〜4、補足S1に加え、刊行PDFの選択箇所も照合しました。表2・3のDPA行・見出し・脚注は一致しましたが、本文と図の範囲・色の説明に不一致が残ります。補足は項目一覧で、個体別の結果ではありません。全本文通読・全表セルの原画像照合・個票・安全性の包括評価・全通知履歴・専門家レビューは未確認です。

原著の掲載先を見る →

測った項目と、図の単位を確認しました

補足S1は、測定項目の一覧

97項目の名前を収録。DPAとDPAの割合は、別の項目です。

犬ごとの測定値や、与える量の表ではありません。

図4Hは「割合」で表示

0.012 → 1.2%

fractionを%で読むときは100倍します。食品のmgや、与える量には換算できません。

原図と本文で一致しない箇所・確認範囲

図1では、2つの採取元の1,026試料と455試料から始まり、解析によって23対873試料、または23対127試料を使う流れを確認しました。試料数を犬の頭数と同一視しません。対照群のクレアチニン範囲は、原図が32〜102 μmol/L、本文の方法が32〜103 μmol/Lで一致せず、保留しています。

図2はランダムフォレストの重要度上位10項目です。DPAが図にないことを「P値で差がない」とは読みません。図3にはDPAの割合が含まれますが、色の違いから補給の効果は判断できません。

図4の原画像は両群の箱が青、水平線が赤に見えますが、キャプションは赤を症例群、青を対照群、黒を基準範囲と説明しており、一致しません。色だけを根拠に結論を出さず、元の表・単位も確認します。

表1(PDF4頁)の犬種表も確認しました。犬種が不明な検体は、高クレアチニン群で43.5%、対照群で21.3%でした。対照群は交雑種を含め155犬種で、表には主な15区分を掲載しています。表にない犬種の検体は対照群の45.8%です。犬種ごとの効果や、個体別の成分量を示す表ではありません。

追加確認:原図1〜4のJPEG、補足S1の項目一覧に加え、全10頁の刊行PDFから選択箇所を照合しました。本文2頁と図1(3頁)の対照群範囲、図4(7頁)の色の説明はPDFでも一致しません。表2(5頁)と表3(6頁)はDPA行・見出し・脚注を照合済みです。全10頁の通読、全表セル、個票、安全性の包括評価、全通知履歴、専門家レビューは未確認です。原図・PDF・補足ファイルをサイト上に転載していません。

追加の原典確認(2項目)
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