妊娠中の魚油補給・10歳時のADHD/ASD全体に明確な予防効果なし
妊娠中の魚油補給・10歳時のADHD/ASD全体に明確な予防効果なし
Fish oil-derived fatty acids during pregnancy and risk of neurodevelopmental disorders in children at age 10 - A randomized controlled trial.
どんな研究?
COPSAC2010の700母子組を基盤に、妊娠24週から産後1週の魚油由来成分とオリーブ油の無作為比較を10歳まで追跡。10歳来院604人、介入と発達評価が揃う解析592組。母体血中値の観察解析は522組、共変量が揃う519組、遺伝的リスクを加えると451組で、分母と解析の目的を分けます。わかったこと
ADHD・ASD全体の明確な予防効果は確認されませんでした。不注意優勢型ADHDには良い差の報告があるものの、補正前p=.03から多重比較補正後p=.12となり明確ではありません。母体血中DHA/EPAの高値と良い結果の観察上の関係も、交絡要因の調整後は不明確でした。読み取るときの注意
妊娠中の補給による将来の予防で、ADHD診断児への治療や受験成績の試験ではありません。少ない診断例、とくにASDの検出力不足があり、差なしを完全な効果不存在とも断定しません。魚油量/n3量の表現、ASDの正確なp値と一部係数/CIに抄録と本文の不一致が残るため、用量推奨やその数値の転記を保留。3歳以降は評価者のみ盲検。原典の確認範囲・資金と利益相反
2026-10-20:NLM全16著者/完全抄録/DOI・出版社HTMLの方法、解析、結果、限界、資金/COIを確認。原図・全結果表画像/補足DOCX/全安全性/原データは未確認。ClinicalTrials.gov現行APIを保存し、主要評価が呼吸器症状、神経発達の登録表示が主に0~3歳であることを照合。10歳の全評価が開始前に事前登録されたとは認定せず、全履歴/SAPは未読。NLMに訂正/撤回参照なしは通知不存在の保証ではありません。
本報告はLundbeck Foundation(R269-2017-5)支援。著者は研究へ影響するCOIなしとする一方、Ebdrupの複数製薬企業での顧問/講演料関係を開示。資金者非関与は著者の説明。Foundationの支援とLundbeck Pharmaの企業関係を同一の資金契約とは扱わず、親試験の全製品提供・全資金は未精査。
医学・栄養学レビュー保留