早産児のAA・DHA補給:重症網膜症が少ない結果、DHA単独の効果ではない
早産児のAA・DHA補給:重症網膜症が少ない結果、DHA単独の効果ではない
Effect of Enteral Lipid Supplement on Severe Retinopathy of Prematurity: A Randomized Clinical Trial.
どんな研究?
在胎28週未満の児を対象とする多施設無作為比較。通常の栄養管理にAA(n6)とDHA(n3)を加える群と標準管理を比較。原図の割付207人(補給102/対照105)から、重大奇形判明の1人を除き有効性解析206人(101/105)。プラセボはなく診療側は非盲検、眼科評価者は割付を知らない条件。わかったこと
重症ROPは補給16/101(15.8%)、対照35/105(33.3%)、調整RR 0.50(95%CI 0.28〜0.91、P=.02)と少ない結果でした。肺疾患等のすべての合併症や死亡が減ったわけではありません。RRの50%減を、児の50%の視力改善や失明予防が確定した割合とは読み替えません。読み取るときの注意
AAとDHAの併用で、DHA単独の寄与は分離できません。早産児の専門的栄養管理であり、一般の子どもや妊婦のサプリへ転用しません。安全性207人とITT206人、割付群と実治療群を分け、死亡を競合リスクとした感度解析も区別。27週層では利益が小さい一方で有害な転帰が多い可能性を著者が論じており、全早産児に一律の安全性を保証しません。全補足・全安全性・原登録履歴の精査は未完了です。原典の確認範囲・資金と利益相反
2026-10-21:NLMと出版社公開HTMLの方法・主要結果・表1/2テキスト・安全性/限界・開示に加え、出版社原図1の画像を確認。割付207人、重大奇形の1人をITTから除外、安全性では補給前の早期死亡1人を実治療の対照へ分類する経過を照合。補足1のPDF63頁を保存し、プロトコル2018年11月版7dの選択部分と、SAP版1.0の表紙(2019-11-19)、目次、集団定義・主/副次解析の選択ページを確認。全63頁や全原図・補足2の全表/個票は未精査。保存版はいずれも試験開始後で、初回版/全履歴や当初からの事前性を認定しない。
Swedish Medical Research Council、Gothenburg Medical Society、De Blindas Vänner、公的ALF助成、Wallenberg Clinical Scholars等の支援。DSMがFormulaidを無償提供。2著者の公的研究助成とその他開示なし、資金者は追加の研究関与なしとの著者申告。商業的製品提供も併記し、独立監査済みとはしません。
医学・栄養学レビュー保留