妊娠中もオメガ3脂肪酸の摂取を推奨されていることをご存じでしょうか?
実は、妊娠中にオメガ3脂肪酸を摂取すると、早産等のリスクが減ったり、生まれてくる子どもの集中力がアップしたりする可能性があるという研究報告もあるようです!
集中力に関しては、オメガ3脂肪酸の1種であるDHAが「脳の主な構成脂質」であることを考えると強い相関がありそうですね。
関連して、DHAは幼児の脳の発達にも良い影響があるともいわれています。
2009年の研究でも、分娩時に血中DHAレベルの高い母親から生まれた幼児は、2歳時点での集中力の持続時間が高いレベルにあったことが報告されています。
さらに!2018年5月に発表されたノルウェーの研究でも、母親の血中DHAレベルと幼児の血中DHAレベルに相関があったことや、幼児の血中DHAレベルと生後2か月時点における問題解決能力に関係があったことなどが報告されています。
また、2018年には、妊娠中にオメガ3脂肪酸のサプリメントを摂取した場合とそうでない場合では、摂取した場合のほうが早産のリスク等が低下したという報告もありました!
このように、幼児のDHA状態は、脳の発達に関わっている可能性が高いです。
ご存じかもしれませんが、DHAは体内では合成されず、胎児からすると胎盤を通じて摂取することになるので、
母親が妊娠中にしっかり摂取しておくべきです。
ただし、厚生労働省も注意喚起するように、注意すべきはカロリーとメチル水銀の含有量にも注意しながら摂取する必要があります。
沿岸の魚類は避ける、サプリメントから摂取するなど、注意しながらDHAの接種を心掛けましょう。
サプリを飲む場合は、別で飲んでいる薬やアレルギーを考慮し、かかりつけのお医者さんに相談して正しく摂取しましょう。
※厚生労働省eJIM | オメガ3脂肪酸について知っておくべき7つのこと |
https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/communication/c03/05.html
※DHAオメガ3妊娠中の重要な栄養素である理由 (nutri-facts.org)
https://www.nutri-facts.org/ja_JP/news/articles/important-nutrient-during-pregnancy.html